子どもなりのお片付け

うちの娘は５歳です。

私の母の影響で最近は氷川きよしが好きです。実際のところ、本当に好きだかどうだか怪しいのですが、保育園の先生に「ひかわきよし」と紙に書いてもらったみたいです。何かしらの思い入れはあるようです。

保育園から毎日折り紙や画用紙で作った作品を持って帰って来ます。最近は、ごみの日に袋を渡して「いるいらない(整理)やって！」と言っても、「全部大切だよ」と全く手放す様子が無かったのです。

1人では出来ないのか、一緒にやる事にしました。大人でもありますよね。誰か居ると片付けられるけど、一人じゃ重い腰が上がらないってこと。

まず全てを床に広げました。

最初はひとつずつ、要るかな要らないかな？と自分で手に取って考えてましたが、あまりの多さに途中からソファへ逃げました…

この数じゃあ、嫌になる気持ちも分かる！娘はソファへ座ったまま、私がひとつずつ聞いて行きました。段々と決断するペースが速くなるので、テンポ良く進み意外と早く終わります。

これは？　　　娘）いる！

これは？　　　娘）いらない！

左のカゴに入ってるのが「要るモノ」
右の紙袋に入ってるのが「要らないモノ」

娘は疲れたのか、後ろで倒れてます。私の判断で処分しても良いのなら…とも思いますが、やっぱり勝手には捨てられません。これからは溜め込まず、少しずつ要るモノだけを大切にしよう！と話してこの日は終わりました。

その次の休日。朝起きていきなりです。

「おもちゃをせいりしゅうのうするんだ～！」と言って、パジャマのまま全てを出し始めました。

主人と2人で、うわ～出してるわ、と朝食を食べながら観察していました。面白いからやらせてみようかと… 娘なりの実験か！我が家では子供の実験に関しては寛容でありたいといつも話しています。この実験こそが、子供の好奇心らしく大人の事情でそれを潰さないようにしたいなと心では思ってます。

先日、無印良品のパイン材の収納ボックスを２個足しました。キャスター無しを２つです。本棚が足りなくなってきたので、見直しました。

どんどん出してます。整理収納の基本である一度出す！というのは合ってますが、出し方ってもんがありますよ。カゴの中身までバラバラと出してます。

棚の中は全て出し終わりました。

プリンセスのドレスも全て出してます。

全出し終了！

ものすごい事になってます。朝食もまだなので、とりあえず食べさせていると、外から声が！ご近所の小さい子が外で遊んでいる声がして、ちょっと遊びに行ってくる！と急いで食べ終え、張り切って着替え外へ遊びに行ってしまいました。

ちょっとこれどうすんのよ！

持ち主不在では片付けられないという言い訳で、まずはやるべき家事を終わらせようとそのまま放置していました。

ここまでひどい出し方はお客さんの家も含め初めてかもと思いつつ、お客さんもゴールが決まってないままモノを出すってこんな気持ちなのかなぁ。そりゃ外に逃げ出したくもなるかも。

しばらく外で遊び、帰って来ましたがいっこうに片付ける気配なし。さては出したかっただけだな！！

昼食を食べ、おやつにポップコーン作り食べ終わっても片付ける気配なし。

自分のやった事には、いくら5歳でもちゃんと責任を取ってもらいたいものです。寝る前は毎晩ちゃんと片付けます。眠くてふらふらしてるのに、おもちゃが可哀想だからお片付けをしなくては…ZZzzzz…と、半分寝ながらも“片付けてから寝たい”という気持ちはあるようです。そんな時はもう寝たら？というと、代わりにやってくれないと寝れないと言い、片付けの肩代わりを求められます。小指を絡ませ約束をさせられます。眠いくせに。

あー、今日寝られないかもね～

わざと大げさに言ってみると、お母さん手伝って！とやっとのやっとで片付ける気になったようです。

先日整理したこちら。

もう要らなくなったそうです… また作れば良いよね～って呑気に言ってました。

整理を進めつつ、本棚にある年齢に合わない本はロフトへ収納しました。いつもそうなのですが、ロフトへ片付ける時に違う赤ちゃんのおもちゃや本を見るとまた遊びたくなるようで、違うモノを持って来たり戻したりして、シャッフルしながらずっと大事に使ってます。

真ん中にある『育児生活ガイドBOOK』は私が手放す本を重ねていたのですが、拾ってきて大切にしています。赤ちゃんの育て方が書いてあるから読みたいんだそうです。