片付けられない人はいない!と断言できる理由
今まで実際に150回以上の片付けの現場を見て来ました。結果、片付けられない人は居ないという結論にたどり着きました。じゃあ、なぜまだ片付けられない人がいるの?という疑問が出てきます。今回はその理由と対策について書いてみました。
・片付けられない人っているの?
・なぜ片付けられないのか?
・どうしたら片付けられるのか?
私は「片付けられない人」というのは居ないと思っています。ただ、「片付けが進まない人」となると、残念ですがたくさん居ます。雑誌やWebなどでも片付け特集はよく組まれていますし、SNSでもたくさんの片付け情報が溢れています。片付けの情報を求めているということは、片付けたい!と感じている方が多いという証だと思います。
片付けられない人の特徴
なぜ片付けられないのか?を片づけられない人の特徴に当てはめてみると、理由と対策が見えてきます。
1.本やSNSの情報に頼り過ぎている
最初にもお伝えした通り、雑誌やWeb、SNSでも片付け情報はたくさん溢れています。こんなにも情報が揃っているのに、「なぜ片付けが終わらないの?」と思いませんか?ここが片付けが難しいところであり、奥が深いと感じるポイントです。
片付けに誰にでも共通するルールがあれば、片付けで悩む人はいないはず!
片付けにはこんな要素が関係して来ます。
これらのすべての要素が同じ人がいるとして、その人のお部屋を真似したい!と思えてはじめて、だれかの「片付けの情報」が自宅にも使えます。
インフルエンサーが紹介している収納用品をとことん真似したとしても、片付くはずはないんです。理由は、自分の生活スタイルには合わないから。私が片付けに入ると、収納用品が余るという現象がたびたび起こります。それは、自分に合ってない情報によって増えてしまったモノだと思います。
最近は何でもモノが安く手に入ります。100均グッズ情報はSNSでも人気です。安いから買ったモノを、安かったからと手放すという繰り返しは、ぜひ今日で卒業してください。環境問題はレジ袋だけではないのです。
片付け情報に惑わされないことが片付けには重要!
[参考記事]
■愛だけじゃない!片づけも地球を救う
2.片付け方を知らない
前項でもお伝えした通り、誰にでも共通するルールはありません。理由は暮らしが全く同じ人はいないから。
・どの収納用品が使いやすい
・どこから手を付けるのが正しい
・どれくらい使ってないと手放す
・適正は〇枚、〇個など
こういう情報を真似しても自宅が片付くことはないです。それは、片付けはとことん「自分に向き合う作業」だから。依頼を受けて訪問したお宅に必ずと言っていいほどある「片付け本」がその証かもしれません。他の誰かが自分に向き合った片付け方を、まったく別の人が試しても片付けが終わることはありません。
じゃあもう諦めた方がいいの?ということはなく、片付けの基本を知っておくと、自分のための片付けができると思います。
「整理」と「収納」に分けられる片付け。収納を上手にすることよりも、整理に重点を置いて、管理できる量までモノを減らすと、収納術や収納グッズはさほど必要ではなくなります。
[参考記事]
■捨てる基準は単純なのです!
■捨てる基準~迷った時は?~
■知ってるだけで捨て上手になる手放しにくいモノ
3.モノを買う時に意識していない
モノは本当に簡単に増えます。あっという間に増えます。無意識のうちに増えていたりもします。ちょっと出かけるだけで増えます。その反対に、減る時はかなりのエネルギーが必要になります。絶対に無意識のうちに減ることはありません。その差が片付かない原因です。
生活をしていると、どんなに気を付けていても間違いなく増えます。ここの差を限りなく少なくすることで、一度決めた定位置も崩れにくくなります。
モノが何でも安く手に入る時代です。100均でも100円だから買うのではなく、100円でもそうじゃなくても欲しいモノだけを買うことが大事だと思います。安いからとりあえず買うではなく、本当に必要かどうか?をどれだけ安くても、モノを吟味して買うことで、増え続ける生活からは卒業できると思います。
[参考記事]
■愛だけじゃない!片づけも地球を救う
■ひな人形を妥協せず吟味して選んだ結果
片付けられない病気ってあるの?
片付けられない人はいない!と言われても、片付けられない病気もあるけど?と最近よく聞く発達障害。私は専門ではないので、そこは専門家が解説してくれているサイトを見つけたのでご紹介します。
その場合も片付けられないのではなく、沿った対応策があればきっと進められるんだと思います。だって、「片付けられないです、仕方ありません」だと寂しいじゃないですか。時間が掛かっても、寄り添って対応していけば、きっと本人が納得できるお部屋にはなると思います。